プロフェッショナリズムとは(2)

2007年9月5日

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 先日ピアノの西直樹さんと一緒の現場になった時,楽屋での雑談で「アマチュアリズムの凄さ」について大いに盛り上がった。アマチュアというのはプロと違って何を練習するにしても自分の好きな事だけとことんやれるから,物凄く狭い範囲に対してプロ顔負けの技術を極めてしまう猛者が割とたくさん居るわけ。例えばベースだと「スラップの速弾きなら誰にも負けない」とか,「『ドナ・リー』のテーマを誰よりも高速に弾ける」とか(笑)。こういった進歩はプロのセッションベーシストとしての研鑽とは異質なものではあろうけど,YouTubeあたりでこういうスーパーアマチュアの動画を見かけると笑えるし少し羨ましいのだ。ひょっとするとこういったものを音楽業界の誰かが見つける事でアマチュアミュージシャンがプロの道へ踏み出すという事も起こりうるかもしれないよね。

 話は変わるけど某TV番組の1コーナーである「細か過ぎて伝わらないモノマネ選手権」というのが最近のワタクシのツボにはまりまくっておりまして。出演しているのはプロの芸人さん達が殆どなんだけど,仲には一般参加の人も居てそういう人達はたいていモノマネの対象が一本化されてるんですよね,例えば「落合博満のモノマネ」一筋とか,「貴乃花親方のモノマネ」一筋とか(笑)。で,その「~選手権」の第6回で貴乃花のモノマネをする人が出てきて会場の爆笑をさらった後の審査員達のやり取りが面白かったんです。
 木梨氏「周りからは『彼はもうそろそろプロになってもいいんじゃないか』という声がありますが」
 石橋氏「彼はおそらく自分のアマチュアリズムというものをきちんと持っているんでしょう。それが,あの(TOSHIBAの)ラグビージャージ!(笑)」
 有田氏「テレビに出始めると色々言われますからね『ちょっと郷ひろみやってよ』とか。(言われたら)できないと(笑)」
 木梨氏「『こんな思いをするならプロになるんじゃなかった』ってなりますよね(笑)」

 さすがはプロとして最前線で活躍しているタレントさん達。「プロとアマチュアの違いとは何か」という命題をこんなに端的に,判りやすく噛み砕いて説明できるんだなぁと笑いながら深く感心しました。そうなんですよね,プロとしてお金を頂く事になると現場で言われた事を「できない」では済まされなくなるんですよね。どうしてもできない仕事なら引き受けなければいい。お金のために仕事を引き受けるのなら言われた事はできなくてはならない。そのためにはできない事をできるようにしておかなければならない。…というのがプロが積むべき研鑽なんですよね。

 ちなみに先述の貴乃花のモノマネをやる素人さん,最近はどうやらプロとして活躍中らしいというオチがあるんですが(笑)”

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