Meditation

大阪と六甲行ってきます!

 さあ,今週末20日・21日はいよいよAmaKhaで関西遠征してきます! 奥本めぐみ (vo./pn.) 女史のご尽力で始まったミュージシャンの東西交流,ちょうど1年前の大阪での「East meets West」(あれ順番逆だったか),1ヶ月前の自由が丘での「奥本めぐみfeat.やぢまゆうぢtrio」に引き続き,第3弾は奥本女史とAmaKhaに加え関西の精鋭ミュージシャン達,そして20日の大阪は女史率いるクワイヤ「The Mustard Seeds」の皆さんも交えガッツリとコラボしたゴスペルライブをお届けします!

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 今回はただめぐみさんとAmaKhaが対バンで順番に演奏するだけでは無く,三科女史とめぐみさんのDuo,めぐみさんバンドへの私の参加,そしてMustard SeedsのみなさんにAmaKha曲を歌って頂くなど真の意味でのジョイントライブになるよう企画を進めてきました。先月,鈴木直人 (gt.) 君と岩瀬立飛 (drs.) さんに参加して頂いたの東京でのめぐみさんセッションがおかげさまで大好評でして,三科女史が一曲飛び入りで歌った事もあり「ぜひ同じようなジョイントを関東でも!」というお声を頂いております。今回のイベントが成功した暁には是非東京でもやりたいと思っておりますので,まずはこちらの大阪/六甲でのライブ,関西の皆さんはもちろん関東や関西以西の方々も是非見にいらしてくださいね! お待ちしています!



新局面

 私にとって一世一代の(とか言いながら,今まで何度かこの言葉を使ったような気がしますスミマセン)AmaKhaレコ発ライブが終わり20日も経ってしまいましたが,もう一度改めて御礼を。モーション・ブルー・ヨコハマへの多数のご来場,本当にありがとうございました。
 更にメンバーやお店のスタッフ,お客さんに40歳の誕生日を祝って頂き感激しました。MCで話した通り三科女史には事前に「いやサプライズとかホントやんなくていいから」と言っておいたのですが(だって照れちゃうし),あんなに温かく祝って頂いて嬉しくない筈がありません。殊にお店のプロジェクターの粋な計らいにはヤられました。…ま,毎年誕生日にレコ発やろうかな(嘘)

 しかし「『一世一代』が毎回」というのは強ち冗談でもなく,マネージャーやスタッフのいないAmaKhaにとってはこの規模のライブを企画するのはホント大変で,詳細は省くものの様々な面で成功に結びつくかどうか本番直前までギリギリの戦いがつづくわけです。多くの方々のご協力のおかげで今回も無事成功裏に終える事が出来ましたが,そこまで辿り着くまでの様々な労力を考えると個人レベルでのこの規模のライブはホントに年に1回が限度かなー,とも思えます。

 レコ発後しばらくそんな事を考えていたのですが,ある日ミュージシャンのA氏とクルマで一緒に移動する機会があり,A氏も年に1度はソロ名義のライブを300人規模のライブハウスでやっているので,営業または業務スタッフがいるのかどうか尋ねたところ「いやいや殆ど自分一人ですよ」とのお返事。もちろんAさんはキャリアも知名度も私達よりずっと上ですし集客も十分可能なのでしょうが,「それでも毎年命がけでやってます(笑)」とのお話でした。そこへ行けば私達の場合規模も100人程度ですし,バンド名義なので三科女史と二人で協力できますし,Aさんに比べたらまだまだ頑張れる程度の大変さなのかもしれません。しかしあまりに集客を含めた営業面にミュージシャン自身が気を遣い過ぎていると,肝心の音楽的な内容が固まらないまま当日を迎えてしまう可能性もあるわけで,実際我々のレコ発までの毎日もこのバランスを睨みながらの日々でした。それでも大きなステージで沢山のミュージシャンを迎え,普段出来ない音楽を沢山演奏するのは本当に得難い楽しい機会で,Aさんも「それがあるからこそまたやろうという気持ちになる」と仰っていました。もうその規模のコンサートを10年続けておられるというAさんを見倣って,私達も今回のような大規模なライブを今後も定期的に続けたいなと思っています。特にゴスペルはやっぱりクワイアあってのゴスペルですし,十分な広さと行き届いたPAシステムを併せ持つモーションブルーのような会場でそれが毎回叶うなら,少々(少々じゃないですけど 笑)の苦労も厭っている場合ではありません。そしてやるからには,来て下さった皆さん全員に楽しんで頂けるような内容を目指さなければ,と思っています。

 さて,そのAmaKhaの次回のライブは何と初遠征となる関西でのライブ2daysです! 詳しくはこのフライヤーかScheduleのページを見て頂きたいのですが,去年オバタラ・セグンドとのコラボで知り合ったヴォーカリスト/ピアニストの奥本めぐみ女史のご協力で,めぐみさんやめぐみさん率いるクワイアとのコラボレーション・ライブが実現しました。それに先立ち今月末29日,めぐみさんに東京に来てもらい自由が丘マルディグラで私とめぐみさんの双頭セッションを行ないます! メンバーは私達二人の他,岩瀬立飛 (drs.) さんに鈴木直人 (gt.) 君という真の実力者に来て頂く事になっています。特に直人君にはいずれ必ず自分のプロジェクトで弾いてもらいたい,と予々(かねがね)思っていたのですが,今回やっと実現する事が出来て本当に楽しみです。オバタラでの超絶プレイと素晴らしいオリジナル曲で東京でのファンも増えつつある奥本女史ですが,今回のこのセッションでその魅力を更に知らしめて帰阪して頂きたい,と思っております。私個人としても最近色々な考えから単発セッションの企画を控えておりましたが,ようやくその機が来たと奮い立っているところであります。まずは皆様,6/29のご予定を是非空けておいて下さいネ!

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ヨコハマと私

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 この仕事をやっているとお互いに初めての方としょっちゅう会うわけで(しかもそのままライブ本番とか日常茶飯事),その時によく訊かれるのが「ご実家はどこ?」という質問です(私もよく訊きますが)。私の両親は広島に住んでいるので私も年末年始は広島に帰っていますが,では私の実家は広島なのかと言うとそうではありません。では両親が広島の出身なのかというとそういうわけでもなく父も母も山口県の出身です。ではプロファイルに「大阪府生まれ」と書いてあるので大阪が私の実家なのかというとそういうわけでもなく,たまたま私が生まれたとき父が勤めていたのが東京の会社の大阪支店だったというだけの事です。しかも大阪に住んでいたのはたった4年で,以降は家を出るまで奈良→東京(国分寺)→東京(杉並)と移り住んできました。要は生まれた時から父の転勤に伴って会社の社宅を転々と移り住んできたので,私には実家とか生家というものが存在しないんです。でもまぁ今では広島が私の実家みたいなもんですし,長く住んでいた奈良や西荻窪も私にとって懐かしい地ですし,「帰る場所の無い人」的な悲壮感は今のところ私にはありません(笑)。

 親許を離れたあとは横浜市港北区で一人暮らしを始め,以後市内で3回引越しを重ね15年間も横浜市民をやってきました。故あって一年前に藤沢市に転居しましたが,実際にプロ活動を始めてからの自分はずっと神奈川県民だったわけで,殊に横浜は私にとって慣れ親しんだ街であり,今でも近所ですから殊更懐かしくはないですが本当に色々な思い出の詰まっている街である事だけは確かです。

 ちなみに何故最初の一人暮らしに横浜を選んだのかというと,通っていた(=辞めた)大学の近所に住みたかったからです。在学中の私は音楽サークルにどっぷり浸かっていたので,学校の部室や練習室で朝から晩まで練習していたわけです。学生でなくなってもOBとして出入りは出来ますから,学生や他のOBとセッションするためにはキャンパスのある横浜市港北区が便利だったのです。

 一方,横浜のみならず日本を代表するジャズ・ライブハウス,モーション・ブルー・ヨコハマの開業は今から11年前の2002年だったそうです。実はこれ,たった今web上でリサーチしてきた情報なのですが(笑),私は実はもっと前からあったんじゃないかと勝手に思っていました(’96年くらいとか)。でもそれは,ひょっとしたら移転して広くなったブルーノート東京と勘違いしていたのかもしれません。ともかく私は移転前の狭かったブルーノートにも,移転後の広いブルーノートにも,そして横浜に新しく出来たモーション・ブルーにも何度も客として足を運びました。最初にブルーノート東京を訪れたのはおそらく1993年頃のミシェル・カミロ・トリオだったと思います。6弦ベースのパイオニア,アンソニー・ジャクソンの演奏を一度生で見たいと思ってサークルの友人と行ったのですが,CDよりも恐ろしいプレイをするアンソニーを見て顎が外れそうになった記憶があります。ブルーノート移転前というと私も学生でしたから当然お金もなかったですが,それでもアンソニー・ジャクソンが来日する度に何とか小遣いをやりくりして見に行ったのは懐かしい思い出です。

 初モーション・ブルーの時は確かニューヨーク・ヴォイセスの公演でした。新ブルーノートよりも一回り小さいステージにヤマハのフルコンサートピアノがもの凄く大きく見えたのが印象的で,メンバー4人のハーモニーはもちろんピアニスト(誰だったか思い出せませんが)のプレイが素晴らしく,ピアノのサウンドも最高だったのを覚えています。食事も勿論申し分なくチャージもブルーノートよりちょっとお得で,自分の家の近所にこのクラスのライブハウスが出来たのが実にラッキーと思えました。そして多分まだ「」を始めたばかりの頃だった私は,いつか自分のユニットでこんなお店に出演できればいいな,と率直に思ったものです。



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 あれからほぼ10年経ち,その間幸運にもモーション・ブルーをはじめSTBやビルボード,ブルーノート系列のお店にいろいろなユニットで出演する機会に恵まれましたが,遂にきたる5/10(金),初めて自分自身のユニットでモーション・ブルー・ヨコハマに出演します。「宴」ではなく(笑),2010年結成のゴスペル・ユニット「AmaKha」の方です。

 今まで様々な理由から「AmaKha」は都内よりも横浜中心でライブ活動を行ってきましたが,今思えば相方である三科かをり女史が横浜の出身であるというのも,一つの巡り合わせだったのかなぁと思います。そう考えると,私達の最初の目標だった「まず作品を一つ出す事」が達成された時に,次に置くべき目標が「モーション・ブルーに出演すること」となる事は必然であったと言えるのかもしれません。そして昨年,「AmaKha」の二人は仕事以外の事でモーション・ブルーさんに大変お世話になる機会があり,その事がきっかけで今回のAmaKhaでの出演をお願いする運びとなりました。5/10は私達にとって,重大な目標が2つも達成される大きな節目の日となったわけです。

 記念すべき初作品「Future Gold」が私達の自信作である事,そして野呂一生さんはじめ素晴らしいゲストの方々に参加して頂けた事は前回のここの更新で書いた通りです。この渾身のCDを先行発売するライブである事は勿論私達がプッシュしたい重要なファクターではあるのですが,それよりも何よりも,まずは私達の生の演奏を存分に楽しんで頂きたいと思っています。最近,ベース工房インナーウッドの木内社長が「最近の若者は音楽を志す奴でもYouTubeで見られるからと言ってブルーノートやSTBに行かないらしい,旨いものを喰いながら生の音を聴く事は金払ってでも経験しないと勿体ないのに…」と仰っていましたが私も同感です。空気を伝わるサウンド,その場で偶然現れるフレーズや音の会話,良いプレイヤーの生の演奏を聴く事は何にも換えられない贅沢だと私も信じています。そして,それが素晴らしい食事と空間を提供してくれる会場ならなおさらであろうと。



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 かつて私がペトルチアーニ・トリオやニューヨーク・ヴォイセスの生演奏で味わったような感動を,少しでも客席に届けられたらミュージシャンとしてどんなに幸せでしょう。今回のライブには,私にとってそんな隠れた目標もあるんです。皆様,5/10金曜日はモーション・ブルー・ヨコハマにてお待ちしております!(詳細はこちらをご覧下さい)




備忘録<その89>

 んもーいっぱいありますよ。書く事。


 ●ISSEI NORO INSPIRITSニューアルバム「Moments」,4/17発売です。もうAmazonで予約できますよ,ほら。思えば初めて5人で音を出したのって2007年3月のスタジオジャイブでのレコーディングの時で(しかも神保さん良君とはその日初対面だった),気がつけばもうその日から6年強の月日が経過してるんですねー。感慨深いです。だって小学校入学前だった息子がもう中1ですよ。息子いないけど。

 ●そしてAmaKhaですが,こちらも1stミニアルバムの制作が着々と進んでいます。現在マスタリングが終了し,ジャケットデザインも大詰めの状況です。収録されるのは4曲ですが,1曲ずつゲストをフィーチャーした入魂の4曲となっております。豪華ゲスト陣はAshton Moore (vo./cho.),田中”TAK”拓也 (gt.) 君,大高清美 (organ) さん,そして何と野呂一生 (gt.) さん! 1枚目からこんな贅沢なゲスト呼んだら次は誰呼ぶんだって話です(笑)。しかもマスタリングは日本を代表するエンジニア,小泉由香さんにお願いしました。自分で言うのもなんですけどね,こんな気合いの入ったミニアルバムは世の中にそうそうないと思います。アルバムタイトルは「Future Gold」,5/10 (Fri.) モーションブルーでのレコ発ライブはこちらからご予約ください!

 ●twitterを覗いて下さっている方はご存知でしょうが,最近ライブ仕事で電車通勤を励行しています。相変わらずのガソリン高に辟易しているというのもありますが,何か最近いろんなアンプで演奏してみるのも結構楽しいナと思い始めてまして。 今まで相性が悪いと思い込んでいたAmpegも,機種によっては全然問題ない…っていうかむしろ納得のサウンドだったりとか(特にコンボが好き)。少々相性の悪いアンプでも自分のプリアンプをReturn端子に突っ込めば全然使えない音になるということはほぼないので,終電さえ確保できるようであればベース1本持っていそいそと電車で出かけています。駐車場代もかからないし,終演後に堂々とビール飲めるし,良い事ずくめです。(今更ですが)

 ●つい最近まで家で使ってたPCがなんと2004年製のPowerbook G4 17″ 1.33GHzだったんです。勿論晩年はかなり動作が重かったですが,それでもネットもメールもLogicもProToolsも何とか動いていたので「まだいける,まだいける」とだましだまし使っていました。しかしここに来てAmaKhaのレコーディングが始まり,トラック数やプラグインが増えて行くうちに画面の動きが紙芝居のようになってきたので「も,もうダメだ」と思い遂にiMac 21インチを新規導入しました。クロックは2.7GHzですがメモリを16GBにカスタマイズしてあります。以前Peforma5320からPowerMacG4に買い替えたときもそうでしたが,まるでチャリンコからGT-Rに乗り換えたかのようです。これが私にとって通算7台目のMacになります。

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備忘録<その88>

 わぁお。1ヶ月なんて簡単に経っちまうなー。先月はライブや録音の仕事をしながら色々と水面下で動いていた事もあり,例年ヒマな筈の1月にしては異例の忙しさだったかもしれません。2月もかなりなギチギチ具合ですが,逆に例年忙しい3月が今のところ割とスカスカなのでそれほど追い込まれ感もなく「ま,とりあえずあとひと月頑張れば」と一応元気にやっております。

 …で,具体的に最近何をしているのかというと,

 ●ISSEI NORO INSPIRITSの録音,無事に終わりましてリリース情報もリリースされました。いやー今回は難しかったです,ベース。何か超絶なユニゾンとかキメとかいう話ではなく,アンサンブルの裏側でもの凄い基礎体力をこっそりと要求されているというか…ともかく,ご自身のカラーを前面に出しながらアレンジ面で色々と新しいアイディアを盛り込んでくる野呂さんはやっぱり凄いです。アレンジが凝ってくると演奏者はもちろん非常に大変ですが,これらは難しさ自体を伝えるための難しさではないので,むしろリスナーが「難しそう」と思わずさらりと聞き流してくれるのが正解なのかもしれません(イエロージャケッツ的な)。でもベースやっている人にはコレ,全曲コピーしてみて欲しいなぁ。判る人には判ると思うんだけど,この難しさ。

 ●そしてAmaKhaなのですが,何の予告も無くレコーディングをスタートさせちゃいました。と言ってもフルアルバムではなく,まずは4曲入りのミニアルバムを作って名刺代わりにしt世に問うてみたいと思っているのです。内容はまだ内緒ですがオリジナル2曲,カヴァー2曲になる予定です。そしてコレも詳細は内緒なのですが,5/10に首都圏の何処かでレコ発ライブをやる予定です! とりあえず皆さん,日程だけ確保確保!

 ●さらにそのAmaKha,この方のおかげで何と7月に関西遠征ができる運びとなりました! ここで共演してくれるミュージシャン達がめぐみさんをはじめ,超凄腕な方々ばかりなのですよ! いやぁツアーはどこに行くのだって楽しいですが,自分の郷里である関西に自分の新ユニット(もう2年経ちましたが 笑)で行けるなんて夢のようです。めぐたん,ありがとう!

 ●そして来週,オバタラで札幌→根室という北海道ミニツアーがあります。実は私,ライブで関東以北に行くの初めてなんですよ(気仙沼のお祭りの音頭でベース弾いた事はありますけど)。なので常々「いつかは東北,いつかは北海道」とは思っていたのですが,まさか2月の根室という形で夢が叶うとは思ってもみませんでした(笑)

 ●その他いろいろと面白いライブが入って来ていますので皆様Scheduleのページを是非ご覧下さいませ。そして申し訳ありませんが次回の更新も1ヶ月先になりそうな空気感が濃厚です。日常の生活感はtwitterで匂わせますので普段はそちらの方をお楽しみください! そんなの大して楽しくないか! アハ☆




天然考

 いやーやっと更新できた…と思ったら年が明けてしまっていました。大変ご無沙汰しております。



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 暮れの12/20,ISSEI NORO INSPIRITSの4thアルバム録音が始まりました。無事4曲録り終えたのですが,メンバーの皆さんが忙しく残り3日間の日程は1月中に散らばっており最終日は1/21です。この間は毎日練習漬けの日々になりそうですが,1月は例年それほど忙しくないのでレコーディング日程がこの期間に点在しているのはむしろ助かっていると言えます。
 2012年は引越しがあったり生まれて初めて海外に行ったり,その他私的なイベントが多くて例年以上の忙しさでした。今年はINSPIRITSのレコーディング以降はスケジュール的にはそれほど忙しくない見込みですが,現在AmaKhaに関して幾つか計画を進めている最中であり,毎日家でだらだらできるという程暇にもならない予定です。私も今年40になりますし,ぼつぼつ人生も折り返している頃だと思いますし,今やれる事は毎日少しずつ進めておかないと…と常々思っています。



 †

 5年くらい前から「やぢまさんて天然だよねー」と周囲に言われ始めて最初は「そんな筈ない,こんなにきちんと仕事をこなしている人間が何で天然なんだ」くらいに思っていたのですが(それ自体がそもそも天然なのですが 笑),それ以来色々な人に色々な点を「天然」と指摘され続け,ここ数年は自分でも自分が天然だということをよく理解できるようになりました。
 そしてそれが判って以降,「『天然である』ということはあまり良くない事だな」と思うようになったのです。自分が天然ゆえの色々な失敗をするせいもありますが,いつだったか,やはり周囲に「天然」と見なされている別の人から「えっ,何でそんなことを私に言うの」と絶句するような事を言われた経験が決定的でした。そのせいでその人との関係が悪化したとかではありませんが,自分も天然であるが故に同じように人を無意識に傷つけまくっている可能性あり…と考えると,自分で「そうそうオレ天然だから」と開き直るのってひょっとしたら結構な大罪なんぢゃないかしら,と思い始めたのです。

 そしてごくごく最近,その考えがまた翻り「まぁ天然で良かった部分もあるかもなー」と思うようにもなりました。「天然」とは有り体に言えば「何かのアンテナが欠落していて常人ではやりそうにない言動や行動に出る人」的な意かと思いますが,そうした行動は人を傷つける事もあれば笑わせる事もある(この動画とかが最たる例です)と思いますし,濃い人間の多いミュージシャン界であまりにアンテナが立ち過ぎていると人間関係だけで精神が簡単に摩耗してしまうのではないかとも思うのです。もちろん天然と心の病を兼任している人もいると思いますが,そうした人は何かのアンテナが無い代わりに他のアンテナがもの凄く感度が良いという事なのでしょう。

 そして更に,これは全く自覚はありませんが,おそらく「天然にしかできない演奏」もあるのではないかと思うのです(笑)。最近あちこちにこの事を書いているような気がしますが,この仕事をやればやるほど「演奏って,ほんっと演奏者の人格そのものなんだなぁ」と私は思います。そうすると,天然たる自分は「天然な音楽」を意図せずにやっている可能性も大いにある訳です。もちろん曲順や譜面のサイズを間違えたりする事務ミスはできれば避けたいですが(笑),何か自分の「天然」が演奏にいい影響を及ぼしているといいなぁ,とも思います。

 だからと言って「今後も『天然』でいいや」と思っている訳でもありません。「演奏=人格」であるならば,演奏が根本的に成長するためには人間的な成長がまずありきという事になります。そして,今のところ私にはおそらくそれは真理なのであろうと思えます。今後肉体的には劣化が予想されるため今まで以上に練習を重ねなければならないとは思いますが,40過ぎて自分自身を変えていく事はおそらくそれ以上に大変なのではないかと想像します。しかしもし自分を変えてくれる人がいるとすればそれは見知らぬ人よりも友人,友人よりも家族,家族よりも伴侶,そして最も頼れるのはおそらく自分自身に他ならないのでしょう。成長と脱天然もイコールではないかもしれませんが,自分としては少なくとも他人を傷つけるような天然成分は無くしていきたいです(笑)。そしてもしそれが叶った時,どんな音楽が自分から生まれるのか,今からとても楽しみにしています。




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 皆様本年も,AmaKha共々どうぞよろしくお願い致します。




全然気づかなかった微負傷

 先日お風呂に入った時「イテッ,何か右腕が沁みるな」と思って見てみると上腕部に全然覚えの無い引っ搔き傷がいくつも。少々びっくりしたもののこういう経験は今までに皆無ではなく,概ね機材の搬入出の時に壁に擦ったりして知らないうちに怪我をしているケースが多い。でも引っ搔き傷ってのは珍しいよなー,などと思いつつそんなに気にもせずその晩は風呂から上がって歯磨いて就寝。



 †

 翌晩,また風呂に入った時「イテッ」。おかしいな,そんな昨日の引っ搔き傷が一晩経っても痛い訳が…などと思って右腕を見て仰天。



生傷が倍に増えてた



 全然思い当たるフシがなくさすがにちょっとしたパニックに。家族には「アナタ私に隠れて猫飼ってんでしょ」とか言われるし,でも今は飼ってないし。全くもって気味が悪い。第一こんなに怪我してるのに一日の終わりまで気づかない自分が怖い。

 ともかく気持ちを落ち着かせてその日と前日の自分の行動の共通点を探してみたのだけど,「ベース弾いてた」事くらいしか思いつかない。搬入出はその日はしてたけど,前日はしてない。確かに右腕はベースに関係ありそうだけど,こんな怪我をした事なんて一度も無いんだけどなー…あっ。

 一つ思い当たる点があって,よく使っているベース(エルリック6弦)のブリッジを見てみた。ベースの弦の根元はボールエンドという金属パーツに細い芯線が巻き付けてあって,まれにこの芯線の先が飛び出ていて弦交換の時に指に刺さったりする事があるのだ。きっとスラップした時にこの芯線が腕に刺さっていたんではないだろうか。ライブ中だったのでテンション上がってて怪我してるのに気づかなかったんだよ。そうだよきっと。…ところが。



異常なし



 とんだ濡れ衣を弦に着せてしまった模様。どの弦からも芯線は飛び出ていないし,第一怪我をした箇所はブリッジには全然当たらない。むしろ2フィンガーの時にベースのボディ側面が触れる場所。もちろん塗装が剥がれてもいないボディ表面にササクレなどできる訳がないし,他の楽器だって…あ。




発見



 原因はVeilletteフレットレスでした。これ,どうなっているのかというと,ハムノイズを回避するためにボディに銅箔を貼ってるんです。で,演奏中常に腕に触れさせてアースを落としていると。普通のベースならこんな細工は必要ないのですが,ナイロン弦を張るこの楽器ではこうでもしないとアースがうまく落ちないんです。
 銅箔は貼ったばかりの時は柔らかいんですが時間が経つとどんどん強張って来てしまうんですよね。で,皺になった部分は剥がれると鋭利に尖るんです。金属ですからね。そこに裸の腕を知らずに乗せてノリノリでベースを弾いてた私。気付けよ私。


 …まぁともかくこれで原因不明の生傷の謎が解けて安心しました。問題はこのままではVeilletteを弾く事ができないので一旦銅箔を剥がさなければならない事です。剥がすのは薬品で無理なく剥がせるらしいのですが,その後ハムノイズの問題をどう解決するか。銅箔が固まってしまう前に定期的に貼り換えればいいのか。それもちょっとなぁ。



近況報告

 AmaKha meets U-TA-GE @ 桜木町Dolphy,ご来場誠にありがとうございました!

 今年の春頃,Dolphyに出演した時に亀渕友香さんのフライヤーを見つけてマスターにその話をしたら「いやー僕もゴスペル好きなんですよね」と仰っていたので,「実は僕もゴスペルユニット始めたんですよ〜,いつか出演させて下さい」という話をしてその日は辞したのですが,その後7月頃でしたか,マスターの方から私に電話を下さって「たしか三科さんって方とゴスペルやってるって言ってましたよね,一度ウチでやって頂けませんか」と提案して下さったのが今回のライブの発端でした。しかもわざわざマスターの方から持ちかけて下さったのは三科女史を勧めて下さったお客さんがいたからだそうで,もちろん私も「一度ドルフィーでやらせてもらえないかナ」と本気で思っていた矢先だっただけに,この僥倖に否やのある筈もありませんでした。

 今回林君立飛さんにサポートをお願いしたのは「」をフィーチャーしようとする意図からではなかったのですが,いざ曲目をリストアップする段になって頭の中でサウンドをシミュレートするにあたり,「やっぱ『宴』曲も歌入りで何曲かやってみたいな」と思い始め,良さげな曲を何曲かピックアップして女史に聴いてもらい,いけそうな曲をさらに絞り込んで「耳の洞の主」と「花吹雪」を歌ってもらいました。各セット冒頭のインスト曲も「宴」曲を演奏したのですが,初めて聴いた人には「Yajima」は衝撃だったようです(笑)。

 さすがにこのメンバーだと情報量の多い非常に濃密なライブでしたが(笑),それにしても林君のピアノから見える景色の多さ,楽しさにはもう脱帽するしかありませんでした。マスターも女史のヴォーカルを高く評価して下さり「また是非やりましょう」と言ってくださったので,年明け頃にはDolphyでの第2弾を結構できるかもしれません。今回のセットリストはAmaKhaサイトにアップしましたのでご興味のある方は是非見てみて下さい。林君,立飛さん,ドルフィーのマスター小室さん,AmaKhaを推挙して下さった八木さん,そして来て下さった皆様,どうもありがとうございました!



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 ここのところAmaKhaの話ばっかりでなかなか他の話題をご提供できていませんでしたのでここらで達治さん応援ライブ以降の近況報告でも。

 ●9/9はCASIOPEA 3rdの初ライブという事で,鳴瀬さん・大高さんと共演歴のある三科女史と一緒に東京JAZZ見に行ってきました! 前から10列目中央という絶好の座席で野呂さんが「Domino Line」を弾くのを見たときはやっぱりしみじみと感動しました。自分は今,このギターレジェンドのバンドでベースを弾いているのか,と。


楽屋で記念撮影をお願いしたら快く応じて下さった鳴瀬さん。
ありがとうございました!


 ●9/16は,以前「宴」でも出演した事のあるNHK-FMの番組「Session 2012」の特番「日本のフュージョン」の公開収録へ。出演バンドはDIMENSION, ISSEI NORO INSPIRITS, T-SQUAREという超絶布陣。それぞれのバンドが2〜3曲ずつ演奏した後,3バンドの選抜メンバーで1曲演奏しました(私も弾いてます)。何をやったかは放送日のお楽しみ。勝田さんのサックスは16ビートでもめちゃスウィングしてた! 快感そのもの。


NHKふれあいホールでの装備。左のAC6は生徒さんからの借り物。
敢えてマグネットP.U.だけ使用してみました。


足元。右のストンプはポーランドTaurus製のリバーブ&ディレイ「Zebu」。
音,めちゃくちゃキレイです。

 ●その翌日17日は町田の街中でツインベースのデモ演やってきました! 音楽教室の生徒さん集めが目的だったのだけど,ツインベースの演奏自体が滅多に無いので凄く楽しかったです。写真は観に来てくださった方がTwitter経由で下さったもの。


めちゃ普段着(笑)

 後ろに置いてあるBB-Xは教室の備品でして,あんまり5弦とか6弦の演奏ばかりでは見てる人がヒくかなと思って1曲だけ私が弾いたんですが,いやーBBはやっぱ名機ですよ。ジャズベともプレベともちがう存在感。立ち上がりの「バフッ」という何とも言えないパワー。Xはスルーネックのものよりさらに無骨ですね,スラップ音とかも。「媚びねえぜ」感,更に強し。いやー私パッシブとは相性悪いと思ってましたがこの1日でとたんにBB欲しくなりました。ヤマハさんが私の為に作ってくれたりしないかなー,往年のBB5000。しかも35インチ,フレットレス仕様! (←BBの意味ねえか 笑)

 ●実は既に35インチの6弦フレットレス「箭島裕治モデル(仮)」を某所にオーダーしているんです。カスタムオーダーのソリッド・フレットレスは長年の夢だったので。まだまだ詳細はナイショですが。

 ●その他,この数ヶ月は珍しくスタジオのお仕事なども続いたのでそれらがリリースされる頃に順次アナウンスします!

 ●そして12月にはINSPIRITSの新作のレコーディングが始まる予定です! 乞うご期待!



遂に!


(↑クリックで拡大,ドラッグ&ドロップでダウンロード)


 この4ライブを載せたモノクロのフライヤーももうそろそろ皆さん見飽きて来た頃かと思いますが,これを掲示するのも今回で最後ですのでどうかご容赦。10月と12月の分を載せたカラーのフライヤーを新しく三科女史に作ってもらってあるので,次回以降はそちらを貼り付ける予定です。

 それはともかく,今週20日木曜日は桜木町Dolphyにて「AmaKha meets U-TA-GE!」と称するスペシャルライブをかまします。立飛さんには一度AmaKhaのライブで叩いてもらった事はありますが,林君に来てもらうのは初めてです。いずれ一度は林君にAmaKhaのピアノを弾いてほしいなと思ってはいたのですが,正直こんなに早く実現するとは思いませんでした。「宴」のライブではゲストミュージシャンをお迎えする事は割とありますが,今回はいわば「宴」がゲスト参加するような感じであり,しかもベーシストは招聘する側でもあるのでどんな感じになるのか全く想像がつきません(笑)。基本,AmaKhaの曲を林君と立飛さんに演奏してもらう感じになると思われますが,「宴」の曲を女史に歌ってもらうシチュエーションもやってみたいので,当日リハであれこれ試してからセットリストを組もうと思っています。
 もう10年前から「宴」でお世話になっているDolphyにAmaKhaで林君や立飛さんと演奏できるというのはちょっと特別な想いであり感慨もひとしおなのですが,今回のライブが実現した経緯は私の企画というよりも色々な方々のご好意が重なってのものである事を付け加えたいです。詳細はまた終わった後にでもお話ししたいですが,ともかく林君,立飛さん,そしてドルフィーのマスターに心からの感謝を捧げたいです(まだ演奏してないのに 笑)。


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 最近ここMeditationも宣伝ばっかりで申し訳ないのですが,現在朝5時半であり近況報告まで書いてるとHPとMPが0になってしまいそうなのでこの辺でご容赦。10月か11月くらいにNHK-FMで「セッション2012プレゼンツ『日本のフュージョン』」という特番が放送される予定です。全曲放送されるか判りませんが私はISSEI NORO INSPIRITSで3曲,DIMENSION及びT-SQUAREとの合同セッションで1曲弾いています。放送日が決まったらまたアナウンスします!



あの笑い声を再び

 9月4日,南青山Body & Soulでこのようなライブがあります。

 数々の伝説(主に下ネタ関連で)をもつパーカッショニスト,横山達治さんのバンドに私も2006年から2008年まで在籍していました。故あってそれ以降は他のベーシストさん達に後任を委ねましたが,思えばその3年間にトミー・キャンベルや太田朱美ちゃんはじめ様々な凄腕ミュージシャンを紹介してもらい,数えきれないくらいたくさんの曲を覚えさせてもらいました。不運にも病に倒れ今まさに闘病中の達治さんを応援するためにペッカーさんややまきょうさんが中心となって企画して下さったのが上記のスペシャルなライブです。達治さんに有形無形の支援をするために是非たくさんのお客さんに見に来て頂き,そして来て下さった皆さんが更にスペシャルな楽しみをゲットできるように是非たくさんのミュージシャンに遊びに来て頂きたいです。
 先日,バイオリンのGutch(堀口和子さん)のセッションに参加したとき,最初にその場で渡された譜面がラテンジャズの名曲「Maria Cervantes」でした。あぁこの入り組んだ曲をいきなり渡されて動じずにいられるのも達治さんのおかげか,と思うと改めて伝説(主に以下略)のパーカッショニストに感謝の念を抱かずにはいられませんでした。9/4は私も「横山派」(最近この架空の派閥が一部のミュージシャンの間で流行中)の一員として達治さんのために心を込めて演奏します。



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 9/1のAmaKha Special Live「Gospel & Brazilian Night!」にお越し下さった皆様,どうもありがとうございました! 今までのAmaKhaのライブは誰か初めてのサポートミュージシャンが来ても最低一人はレギュラーなメンバーがいたのですが,今回は私と三科女史以外は全員が初AmaKhaという初めてのケースでもありました。私はともかく三科女史は他のお三方全員に「初めまして」だったのでさぞかし緊張したのでは…と思ったのですが,意外にも「始まってみたらそんなに緊張しなかった」との終演後の弁でした。やっぱり3人とも百戦錬磨の強者,懐の深さがパないですからねー(こういう事書くとまた石川さんに「先輩先輩言うな」と怒られそうですが 笑)。

 内容がどんなライブだったかは来て下さった方達だけの秘密にしましょうね。ともかく,素晴らしすぎるメンバーを集めて下さった銀座Swingさんに大感謝です。魚介のペペロンチーノ最高!



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